- そうぜん
- I
そうぜん【愴然】悲嘆にくれるさま。 いたみ悲しむさま。II
「神澄み気清く~として涙の隕つるを知らず/不二の高根(麗水)」
そうぜん【爽然】(1)心身のさわやかなさま。 爽快なさま。「~として清風を仰ぎしか/緑簑談(南翠)」
(2)がっかりするさま。 ぼんやりするさま。III「岸上に佇立して手を拱(コマヌ)き意気~として/花柳春話(純一郎)」
そうぜん【窓前】まどの前。 まどのそば。IVそうぜん【蒼然】(1)色のあおいさま。 また, あおざめているさま。「~として死人に等しき我面色/舞姫(鴎外)」
(2)夕方の薄暗いさま。「~として暮れ行く街の方/あめりか物語(荷風)」
(3)古びて色あせたさま。V「古色~」
そうぜん【錚然】金属が打ち合ったり楽器が鳴ったりして音を出すさま。VI「午牌を報ずるの声~/花柳春話(純一郎)」
そうぜん【鏘然】玉や金属が打ち合って澄んだ音を発するさま。VII「鎖ばかりは敷石の上に落ちて~と鳴る/倫敦塔(漱石)」
そうぜん【霜髯】白いほおひげ。VIIIそうぜん【騒然】さわがしいさま。 落ち着かないさま。 また, 不穏なさま。「満場~となる」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.